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和田一夫に聞く-21世紀のリーダーとして

  和田さんがベンチャー企業を起こす人たちに望むことというのはどういうことですか?(24歳/福岡県/会社員)  

  アメリカのシリコンヴァレーを作った人たちを見ていますと、途方もない夢を持っています。その夢が駄目になってもまたそれをばねにして新しい夢を描きつづけるというようなことが事業を生み出すもとになっているのです。決して大人数でなくてはいけないということではなく、ごく少人数でも夢を本当に実現させようと思っている人たちでなくてはいけません。そこからすべてが始まっていくんですね。

例えば私自身のことを見てみますと、香港に移住してから日本に戻ってくるまで約10年海外に住んでいました。ですが、ヤオハンジャパンが経営不振に陥ったと言うことで、急遽戻ってきたわけです。しかしヤオハンジャパンは倒産してしまった。そのためにたくさんの方々にご迷惑をかけてしまったことを非常に反省しました。

しかし、もしそれでおしまいになってしまっていたら私は今飯塚にはいなかったでしょう。どのような縁で、今飯塚にいるかということを考えてみますと、やはり
「失敗を恐れず、また自分の夢を新しく作り上げていくぞ」
という志があるからできるのです。

私の場合は、ヤオハンジャパンが倒産してしまったので、次の夢は今までやったことがないようなこと、全く新しいことを始めようと思いました。私の過去を振り返ってみると、家族だけで始めた八百屋さんがだんだん大きくなって、最後には倒産してなくなってしまいましたが、とうとう50年間で2万人以上の社員を抱える企業になっておりました。倒産してからは、今度はこの経験をもとに経営コンサルティングをやろうと考え、いつも自分にこう言い聞かせておりました。
「よし、俺はカンパニードクターになってやろう。会社を直すお医者さんになってやろう」
そんな時、日本情勢に大変革期が訪れ、平成大不況といわれる大変な状況になっておりました。そういう嵐のような状況の中で、会社を癒す医者(経営コンサルタント)になることが、非常に有意義なことだと感じたのです。

それを2年くらい一生懸命やっているうちにだんだんいろいろなことが分かってきた。その中で、20世紀にアメリカで実際に起こっていたIT革命を、日本でも作らなければいけないなと思いました。私はインターネットがわからないから私はできない、だけれども情報産業に携わっている若い人たちと一緒になって事業を勉強して立ち上げていけば成功するだろうなと考えたわけです。

それで会社経営で困っている人たちに対して、インターネットで経営相談、コンサルティングをしてあげたらお金もかからないし、喜ぶだろうなと。また私自身もインターネットで相談されたことを一緒に勉強して成長することができるでしょう。そして、「飯塚をアジアのシリコンヴァレー」にしたいと思っている方にも出会い、急速にご縁が深まり、飯塚に移住して起業することになったのです。

ベンチャービジネスを志す皆様に一番必要なものは、「夢を実現させたい」という強固な志を持つことと、実現するための努力です。もちろん実現させていく過程で、うまくいかないこと、失敗などはたくさんあります。ですが、あきらめないで必ずそれを成功させるという信念を持ってやっていく。そうやっているうちに私も飯塚のような素晴らしい場所に住むことができ、また素晴らしい人たちに出会えたのです。

必ず道は開かれてくる、もしも大失敗をしたからやる力がないと思っていたら私は飯塚に来なかっただろうし、私の人生もそこで終わっていただろうと思います。でも信念をもっていたからそういうものに出会えた。

そういう意味で志をもつということは非常に重要ですね。
 


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